高流動コンクリート
2016/01/09
コンクリートの種類は多様ですが、今回は特殊コンクリートのうち「高流動コンクリート」についてです。
高流動コンクリートは、フレッシュ時の材料分離抵抗性を損なうことなく流動性を著しく高めたコンクリートであり、振動締固め作業を行わなくても、材料分離を生じることなくコンクリートを型枠などの隅々まで充てんすることが可能な自己充てん性を有するコンクリートである。
高流動コンクリートの種類には、①粉体系(増粘剤を用いずに主に水粉体比の減少によって適正な材料分離抵抗性を付与したもの) と②増粘剤系(増粘剤によって適正な材料分離抵抗性を付与したもの)及び③併用系(粉体系と増粘剤系を併用したもの)がある。
運搬・打込みに際しては、粘性が高いためポンプ圧送時の圧力損失は通常のコンクリートに比べて大きくなるので、事前に圧送性を確認するなどの検討が必要である。
また、コンクリート標準示方書では、打込み時のコンクリートの最大自由落下高さが5m程度以下、最大水平流動距離が8m以下を標準としている。さらに、JAS5では、自由流動距離を20m程度までとしている。
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