マスコンクリートの養生
2016/08/03
コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
1.外気温が20℃程度の時期に、使用するセメントを早強ポルトランドセメントから普通ポルトランドセメントに変更したので、湿潤養生期間を2日程度延長した。
2.養生温度が高いと強度発現は早くなり長期強度の伸びも大きくなるため、養生温度をできるだけ高く保った。
3.寒中コンクリートの施工において、温度上昇後の急冷を防止するため、木製型枠に比べて熱伝導率が高い鋼製型枠を使用した。
4.マスコンクリートの施工において、部材内の温度差を小さくするために型枠表面の冷却を行ってコンクリート温度を下げた。
解答 1
-解説-
コンクリートは養生温度が高いと強度発現は早くなるが、長期強度の伸びは低温で養生された方が大きくなる。
鋼製枠は木製枠よりも熱伝導率が高く、外気温の影響を受けやすい。急冷を防止するためには、鋼製枠に比べ断熱効果のある木製枠を使用する。
マスコンクリートの型枠表面を冷却すると、躯体内外部の温度差が大きくなり、内部拘束が著しいためにひび割れが発生するので不適当である。
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