鉄筋の加工組立て
2016/07/30
鉄筋の加工、組立て及び継手に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
1.鉄筋の末端部のフックの余長は、コンクリートとの定着効果の観点から、折り曲げ角度が90°の場合よりも180°の場合の方が長くとる必要がある。
2.異形鉄筋を用いる場合の閉鎖型の帯筋やあばら筋(スターラップ)では、異形鉄筋とコンクリート間の付着力が大きいため、鉄筋の末端部のフックを90°とするのが一般的である。
3.鉄筋量が多い部材では、重ね継手よりもガス圧接継手を用いる方が、継手位置での鉄筋のあきを確保できるので、一般的にコンクリートの打込みが容易になる。
4.呼び名がD32で種類がSD345の鉄筋と、同じ径のSD490の鉄筋は、強度ランクが2つしか離れていないので、ガス圧接継手によって接合することができる。
解答 3
-解説-
鉄筋の末端部のフックは180°フックよりも90°フックの方を長くしなければならない。閉鎖型の帯筋やスターラップの鉄筋の末端部のフックは135°とするのが一般的である。ガス圧接継手を用いる場合、鉄筋径の差が7以内、かつ強度ランクが隣り合う種類の鉄筋はガス圧接継手を用いることができる。強度ランクが2以上異なる鉄筋どうしはガス圧接することはできない。
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