コンクリートの養生
2016/07/13
各種コンクリートの養生に関する一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
1.高炉セメントB種を用いたコンクリートでは、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートより初期強度の発現が遅いので、湿潤養生期間の下限を2日以上長くする必要がある。
2.フライアッシュを用いたコンクリートでは、強度不足や凍害による表面劣化を防ぐために、湿潤養生を十分に行う必要がある。
3.低熱ポルトランドセメントを用いたコンクリートでは、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートと初期強度の発現が同程度であるので、必要とされる湿潤養生期間も同じとすることができる。
4.膨張剤を用いたコンクリートでは、膨張過程におけるエトリンガイトや水酸化カルシウムの生成時に十分な水分が必要であるため、材齢初期における湿潤養生が特に重要である。
解答 3
―解説―
低熱ポルトランドセメントは、初期の水和反応を抑制し、長期にわたる水和反応により強度を得るものであるため、強度の発現は普通ポルトランドセメントよりも遅くなる。
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